Key Learnings
Deep Diveでは、以下の3つのコンテンツを世界中の様々な地域のローカルを通じて学ぶことができます。第1回Deep Dive@Ubud・インドネシアにご参加頂く第一次潜水隊員の皆さんには、この新しい学びのデザイン過程にも参加頂きます。
ネットで検索すれば、世界中だれでも大抵の情報にはアクセスできる昨今。スマホがあれば、世界の現状は手に取るように分かる・・・のか?
現場に飛び込まなければ得られない「臨場知」がある。その場に臨むことでしか得られない質感、情感。
Deep Diveでは「貧困」のフロンティアへ飛び込みます。具体的には貧困層への無料産科医療の提供を続けるブミセハット助産院や、その助産院にやってくる人々が住む貧困地域を訪問、観察ときにはインタビューし、現場で何が起きているのか?そして自分に何が起きるのかを自ら掴み取ってもらいたいのです。
Deep Diveは、様々な社会経済状況にある地域で実施します。わざわざ現地まで行かなくてもネット検索や書籍などでわかることも多い昨今ですが、文字や画像にならないこと、誰にも語られないこと、そしてアクセス数が少ないことについては、そもそも私たちは限りなく知り得ない社会にいます。
フィールドワークは、それぞれの場所にいる人々の目線から見える世界を理解するための手法です。人々が何を見て、どんな音を聞き、何を食べ、誰とどんな話をして、どんな風景のなかを歩いていくのか。現地を歩きながら問いを立て、その問いへの答えを観察や会話のなかから見出していく。体験的に世界を理解していく、そんな手法です。
私たちが理解していると思っている世界は、たくさんある世界についての理解の1つにしか過ぎません。Deep Diveでは、多元的な世界の理解のために、フィールドワーク手法を実践的に学びます。
情報が氾濫し、互いに顔も知らない他人同士が声を荒げ、世の中に響き渡り、耳をふさごうにもネットなしには暮らせなくなって僕達には逃げ場所が見つからない。いつしか自分自身の声は遠のき、よっぽど耳をそばだてないと聴こえてこなくなってしまいました。
Deep Diveでは「聴く」ことにフォーカスし、社会、他者の力を借りて、自分の内面に目を向けます。「我々は語ることができるより多くのことを知ることができる」マイケル・ポランニーの言葉にある通り、思考を手放し、身体の感覚に目を向けて自分の内側に潜っていく術を身につけていきます。